2PMジュノ主演の韓国ドラマ「テプン商事」がNetflixで配信され話題となっています。
韓国では、右肩上がりで人気を集めミニシリーズ視聴率1位を獲得する人気となっています。
遊び人から真剣に仕事に向き合う商社マンへと成長するテプンの姿に、多くの視聴者が心を動かされているようです。
しかし、韓国ドラマ特有登場人物が多ので、それぞれの人間関係や背景を把握するのが難しいと感じる方も多いかもしれません。
この記事では、主演のジュノをはじめとする豪華キャスト陣の役どころや、登場人物たちの複雑な人間関係を示す相関図を紹介します。
また、放送情報や配信状況などの基本情報まで、「テプン商事」を楽しむために必要な情報を詳しくご紹介します。
「テプン商事」相関図と主要キャストの役どころ
「テプン商事」を楽しむ上で欠かせないのが、登場人物たちの人間関係の把握です。
主人公カン・テプンを中心に展開される人間模様は、ドラマの大きな魅力となっています。
ここでは相関図をもとに、それぞれの人物がどのような関係で結ばれているのかを詳しく見ていきましょう。
ドラマ「テプン商事」相関図

出展:tvN
「テプン商事」主要キャストのプロフィールと役どころ
「テプン商事」の魅力を支えるのは、実力派俳優陣による熱演です。
主演の2PMジュノさんをはじめ、キム・ミンハさん、キム・ミンソクさんといった演技派キャストが、経済危機の中生き抜く人々をリアルに演じています。
ここでは主要キャストのプロフィールと、作品内での役どころを詳しくご紹介します。
カン・テプン役:ジュノ(2PM)

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本作の主人公カン・テプンを演じるのは、アイドルグループ2PMのメンバーであるジュノさん。
1990年生まれで、2PMとして2008年にデビューして以来、歌手活動と並行して俳優としても活躍してきました。
代表作には「キング・ザ・ランド」「赤い袖先」などがあり、演技力の高さで知られています。
本作では、狎鴎亭で遊び暮らしていたチャラい青年から、突然テプン商事の社長となり困難に立ち向かう姿を熱演しています。
ジュノさんの持ち前の身体能力とカリスマ性が、テプンというキャラクターに説得力を与えており、ヒット作として期待されています。
オ・ミソン役:キム・ミンハ

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テプン商事の経理担当オ・ミソンを演じるのは、女優キム・ミンハさんです。
Apple TV+の大ヒットドラマ「パチンコ」で主人公スンジャの若い時代を演じ、国際的な評価を得た実力派女優として知られています。
本作では、家族を支えるために朝から夜まで働き、大学受験も諦めて商社マンとしての夢を追い続けるミソンを演じています。
ミソンは単なる経理担当ではなく、豊富な商社知識を持ち、新米社長テプンの右腕として会社を支える重要な役どころです。
キム・ミンハさんは、繊細かつ力強い演技で、激動の時代を逞しく生き抜く女性の姿をリアルに表現。
1990年代のアーガイル柄ニットなど当時のファッションを着こなします。
ワン・ナムモ役:キム・ミンソク

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テプンの親友ワン・ナムモを演じるのは、俳優キム・ミンソクさんです。
テプンと同じく狎鴎亭で遊び暮らしていた青年という役どころで、友情で結ばれています。
物語が進むにつれ、ナムモの母キム・ウンニョが銀行の支店閉鎖により突然失業するという展開があり、ナムモは母を支えるために「モモ家のチキン」という飲食店を開業します。
この過程で、テプンとは異なる形で成長していく姿が描かれます。
また、ミソンの妹オ・ミホとの恋愛エピソードも重要な要素。
キム・ミンソクさんは、遊び人から家族思いの青年へと変化するナムモを好演しており、テプンとの親友ケミが視聴者からも支持されています。
韓国ドラマ「テプン商事」キャストたちのプロフィールと役どころ
主要キャスト以外にも、「テプン商事」には物語を彩る魅力的な脇役キャストが多数出演しています。
テプンの両親や、ミソンの家族、そしてライバル企業の人物たちまで、それぞれが重要な役割を担っています。
ここでは、ドラマを支える実力派キャスト陣をご紹介します。
カン・ジニョン役:ソン・ドンイル

出展:tvN
テプンの父でありテプン商事の創業者カン・ジニョンを演じるのは、ベテラン俳優ソン・ドンイルさん。
数々のドラマや映画で父親役を演じてきた名優で、温厚で社員思いの社長という役どころを説得力たっぷりに演じています。
物語冒頭心労で倒れますが、息子テプンへの愛情や、社員たちへの思いやりが随所に描かれ、作品全体に大きな影響を与える重要な役です。
息子に靴を毎朝磨いてもらい、花見に連れて行った思い出など、父子の絆が視聴者の涙を誘います。
ジニョンが残した通帳や日誌は、テプンが社長として成長する上での道しるべとなっており、第1話ではその存在感を残しました。
チョン・ジョンミ役:キム・ジヨン

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テプンの母チョン・ジョンミを演じるのは、女優キム・ジヨンさんです。
裕福な生活から一転、電気も止められる極貧生活に陥りますが、息子を支えるために慣れないミシンの仕事を始める強い母親を演じています。
夫から最後にもらった毛皮のコートを大切にし、クリスマスイブに家を追い出されても息子の前では気丈に振る舞う姿が印象的です。
テプンが「つらい、怖い」と本音を吐露したとき、「私はあなたさえいればいい。私に頼って」と抱きしめるシーンは、母の無償の愛を感じさせる名場面です。
オ・ミホ役:クォン・ハンソル

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ミソンの妹オ・ミホを演じるのは、女優クォン・ハンソルさん。
航空会社への就職が内定していましたが、IMF危機により採用が取り消され、デパートで案内係をする若い女性の役どころです。
ナムモとの恋愛エピソードでは、「願いは金持ちとの結婚」と現実的なことを言いながらも、彼の優しさに心を開いていく姿が描かれます。
姉ミソンが大学受験を諦めたことに涙しながら怒るシーンでは、姉への感謝と申し訳なさが表現されていて、姉妹の絆に感動します。
IMF危機で夢を失った若者の象徴的な存在でもあるでしょう。
ピョ・パクホ(キム・サンホ)とピョ・ヒョンジュン(ム・ジンソン)

出展:tvN

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ライバル企業ピョ商船を経営するピョ・パクホ(キム・サンホさん)と、その息子ピョ・ヒョンジュン(ム・ジンソンさん)は、テプンの最大の敵として登場します。
パクホはカン・ジニョンとかつて面識があった人物で、IMF危機でテプン商事が弱体化すると容赦ない妨害工作を仕掛けてきます。
息子のヒョンジュンはテプンの幼なじみで、狎鴎亭時代から激しく対立してきました。
ヒョンジュンは父の命令でテプンのビジネスを妨害し、暴力的な一面も見せます。
警察沙汰になったクラブでの喧嘩シーンでは、父が示談で済ませる一方、カン・ジニョンは息子に自分で解決させようとする対照的な父親像が描かれます。
パク・ユンチョル役:チン・ソンギュ

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安全靴メーカー「シューパク」の社長パク・ユンチョルを演じるのは、俳優チン・ソンギュさんです。
釜山の国際市場で創業30年の靴工場を営む職人気質の人物。
しかし、ヤミ金から借金をして窮地に陥り、商品を奪われそうになったところをテプンに救われます。
テプンが自分の目を担保にしてまで助けようとする姿に心を打たれ、共にソウルへ向かいます。
娘のボラムを一人残して島へ逃げようとしますが、テプンの説得により思いとどまり、特許を取得した安全靴をテプンと共に世界に売り出すことを決意します。
職人の誇りと家族への愛情を持つ人物です。
チョン・チャラン役:キム・ヘウン

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釜山の「ホンシン商会」を経営するチョン・チャラン社長は、両替と国際送金を扱う会社の代表として登場します。
ハイテンションで明るい性格の女性。
テプンとミソンを釜山の国際市場に案内し、ビジネスのアドバイスをしてくれる重要な協力者です。
パク・ユンチョルがヤミ金に商品を奪われた際には、ヤミ金業者との交渉の仲介役を務めるなど、釜山での人脈を活かしてテプンたちを支えます。
釜山に詳しいはずの彼女ですら「シューパク」を知らないと発言したことで、パク社長の事業が苦境にあることが示唆されます。
地方都市のネットワークを象徴する人物として、テプン商事のビジネス展開に欠かせない存在となっています。
韓国ドラマ「テプン商事」の人間関係を整理
ここでは、ドラマ「テプン商事」の人間関係を整理していきます。
人間関係を把握すると、ドラマがより理解できるようになります。
主人公カン・テプンを取り巻く人間関係
カン・テプンは狎鴎亭で遊び暮らしていた青年でしたが、父が息を引き取った後突然テプン商事の社長に就任します。
経理担当のオ・ミソンは、テプンが最も信頼を寄せる右腕的存在で、商社マンとしての夢を持つ彼女の知識と冷静な判断力がテプンを支えます。
親友のワン・ナムモは、テプンの遊び仲間でしたが、母の失業をきっかけにチキン店を開業し、テプンとは異なる道で成長していきます。
一方、ライバルのピョ・ヒョンジュンはピョ商船の御曹司で、テプンとは幼い頃から因縁があり、ビジネスの場でも激しく対立します。
テプン商事の社員たち
テプン商事は創業者カン・ジニョンと約10名の社員が働く小規模な貿易会社です。
経営難から多くの社員が退職しましすが、経理担当のオ・ミソンは最後まで会社に残り、新米社長テプンの経営を支えます。
ミソンは家族を養うために朝から夜まで働き、商社マンとしての豊富な知識を持つ実力者です。
その他、経営部理事のク・ミョングァン、総務部次長のチャ・ソンテク、営業部課長のコ・マジン、物流部代理のペ・ソンジュンといった社員たちも登場しますが、危機的状況下で多くが離職を選択します。
物語が進むにつれ、釜山のチョン・チャラン社長や、安全靴メーカー「シューパク」のパク・ユンチョル社長など、新たな協力者が加わり、人脈が広がっていきます。
カン・テプンとオ・ミソンの家族構成
カン・テプンの家族は、父カン・ジニョン、母チョン・ジョンミの三人家族でした。
父ジニョンはテプン商事の創業者で、社員思いの温厚な性格でしたが、心労により倒れます。
母ジョンミは裕福な生活から一転、電気も止められた極貧生活に陥りますが、息子を支えるため慣れないミシンの仕事を始めます。
一方、オ・ミソンの家族は、妹のオ・ミホ、弟のオ・ボム、祖母のヨム・ブニイと暮らしています。
ミソンは一家の大黒柱として家族を支えており、大学受験を諦めて働き続けます。
妹のミホは航空会社への就職が内定していましたが、IMF危機で取り消されデパートで働くことになります。
困窮したカン家を自宅の離れに住まわせるなど、両家の支え合う姿が描かれます。
ライバル企業ピョ商船
ピョ商船は、テプン商事の最大のライバル企業として物語に登場します。
代表のピョ・パクホは、かつてカン・ジニョンと面識があった人物。
息子のピョ・ヒョンジュンはテプンの幼なじみでありながら、狎鴎亭時代から激しく対立してきました。
IMF危機でテプン商事が弱体化すると、ピョ商船は執拗に妨害工作を仕掛けてきます。
テプンがイタリアから仕入れた生地を悪質な契約書で差し押さえたり、安全靴の船積みを妨害してテプン商事をブラックリストに載せるなど、容赦ありません。
室長のハ室長も父子に従い、テプンの商売を邪魔します。
韓国ドラマ『テプン商事』の基本情報
韓国ドラマ「テプン商事」の基本情報・配信情報をまとめました。
「テプン商事」基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 原題 | 태풍상사 テプン商事 |
| 放送局 | tvN(韓国) |
| 配信 | Netflix |
| 放送・配信開始 | 2025年10月11日 |
| 話数 | 全16話 |
| 時代設定 | 1997年のIMF通貨危機 |
| 制作会社 | スタジオドラゴン、スタジオPIC、イマジナス |
| 演出(監督) | イ・ナジョン、キム·ドンフィ |
| 脚本 | チャン・ヒョンスク |
| OST | Stray Kids ハン「上昇気流」 ジュノ(2PM)「Did You See The Rainbow?」 |
「テプン商事」配信情報
「テプン商事」は、2025年10月11日からtvNで放送が開始された韓国ドラマです。
日本ではNetflixで独占配信、土曜日と日曜日の夜に配信予定です。
2025年10月11日から配信が開始されており、韓国での放送とほぼ同時期に視聴可能となっています。
字幕は日本語に対応しており、韓国ドラマファンにとって嬉しい配信体制が整っています。
韓国での放送スケジュールに合わせて順次エピソードが追加されていくため、最新話を追いかけながら視聴できます。
韓国ドラマ「テプン商事」の見どころは?
「テプン商事」は1997年のIMF通貨危機を背景に、若者たちが困難に立ち向かう姿を描いた感動的なヒューマンドラマです。
最大の見どころは、2PMジュノさんが演じるカン・テプンの成長物語です。
遊び人から真剣に仕事に向き合う青年への変化を、ジュノさんが繊細に、そして力強く演じています。
特に安全靴のPR動画撮影シーンでは、割れたガラスの上を歩き、椅子の上を飛び越えるアクションを披露し、アイドル時代のダンススキルを活かした圧巻のパフォーマンスが話題に。
また、1990年代のファッションや小道具の再現度も印象的です。
アーガイル柄のニット、当時流行したオレンジ族のスタイルなど、ノスタルジックな雰囲気が漂います。
キム・ミンハさん演じるミソンの英語プレゼンテーションシーンや、テプンとミソンの信頼関係が深まっていく過程も見どころです。
さらにStray Kidsのハンさん、ジュノさん自身が歌うOSTもみどころの一つです。
「テプン商事」はこんな人におすすめ
「テプン商事」は幅広い層に楽しめる作品ですが、特におすすめしたい視聴者層があります。
ここでは、このドラマを特に楽しめる方々をご紹介します。
2PMジュノファンは必見
2PMジュノさんのファンにとって、「テプン商事」は絶対に見逃せない作品です。
前作のヒットに続き、本作でも新たな魅力を見せています。
遊び人の青年から真剣に仕事に向き合う商社マンへと変貌していく演技は、彼の演技力の幅広さを証明しています。
特に注目すべきは、ダンススキルを活かした安全靴PRシーンです。
割れたガラスの上を歩き、椅子を飛び越えるパフォーマンスは圧巻で、SNSでも大きな話題となりました。
父の最期に涙を流すシーン、母に本音を吐露する場面など、感情表現の繊細さも高く評価されています。
さらに、ジュノさん自身がOSTに参加し、作品に彩りを添えています。
アイドルとしてだけでなく、俳優としての成長を感じられる必見の作品です。
社会派ヒューマンドラマが好きな人
「テプン商事」は、1997年のIMF通貨危機という実際の歴史的出来事を背景にした社会派ヒューマンドラマです。
経済危機が普通の人々の生活をどのように変えたのか、リアルに描かれています。
突然の失業、採用取り消し、電気の停止、家の差し押さえなど、当時の韓国社会が直面した厳しい現実が物語に織り込まれています。
しかし、単に暗い話ではなく、困難な状況でも諦めずに立ち向かう人々の姿に希望と勇気をもらえる作品です。
テプンとミソンが力を合わせて会社を守ろうとする姿、母が息子のために慣れないミシン仕事を始める姿、ナムモが母のためにチキン店を開業する姿など、家族や仲間の絆に心が温まります。
経済ドラマでありながら、人間ドラマとしての深みがあり、現代社会にも通じるメッセージが込められています。
時代を超えて共感できる普遍的なテーマを扱った良質なドラマです。
まとめ
「テプン商事」は、2PMジュノさん主演で2025年10月11日からNetflixで配信中の韓国ドラマです。
主要キャストは、ジュノさん、キム・ミンハさん、キム・ミンソクさんをはじめ、ソン・ドンイルさんやキム・ジヨンさんなど実力派俳優陣が出演。
全16話構成で韓国では高視聴率を記録し、ジュノさんの演技力と1990年代の時代再現が高く評価されています。
ジュノファンや社会派ヒューマンドラマが好きな方におすすめの作品です。

