北村韓屋村・安国エリアのロケ地巡り!トッケビ・Eye Love You他

ソウルの中心にありながら、まるでタイムスリップしたかのような風景が広がる北村・安国エリア。

伝統的な韓屋が立ち並ぶ石畳の路地は、数々の人気韓国ドラマの舞台としてファンを魅了してきました。

景福宮と昌徳宮に挟まれたこのエリアは、韓国の歴史と現代が見事に調和した特別な場所。

坂道を登れば息をのむような韓屋街の絶景が広がります。

実際に足を運んでみると、画面越しに見ていた風景が目の前に広がる感動は格別です。

この記事では、そんな北村・安国エリアの魅力とロケ地情報をお届けします。

※執筆時の情報です。お出かけの際には必ず情報のご確認をお願いいたします。

目次

韓国 北村韓屋村・安国エリアのロケ地巡り

ソウルの中心部にありながら、韓国の伝統と歴史が息づくのが北村・安国エリアです。

景福宮と昌徳宮という二つの王宮に挟まれたこのエリアは、数々の人気韓国ドラマのロケ地として世界中のファンを魅了しています。

石畳の路地を歩けば、まさにドラマの気分を味わえます。

北村韓屋村はどんなところ?魅力とは

北村韓屋村は600年の歴史を持つ伝統的な韓屋が密集する地域で、景福宮と昌徳宮、宗廟に囲まれたエリアに位置しています。

かつて両班と呼ばれる上流階級の人々が住んでいた場所で、朝鮮時代の瓦ぶき家屋の形式を今も大切に保存しているのが大きな特徴です。

実際に歩いてみると、曲線の美しい瓦屋根と石畳の路地が織りなす風景に癒されます。

現在でも約900軒ほどの伝統家屋が残り、その多くは実際に人が住む生活空間として機能しています。

博物館のように展示されているだけではなく、現代の暮らしと伝統が共存する生きた文化遺産なんですね。

近年は伝統韓屋に現代的なデザインを取り入れた新しいスタイルの韓屋も話題。

韓服を着て撮影するとドラマのワンシーンのような写真が撮れると人気を集めています。

訪れる際は住民の方々の生活にも配慮しながら、この貴重な街並みを楽しみたいですね。

安国駅周辺はどんなところ?特徴まとめ

安国は韓屋と呼ばれる伝統家屋が立ち並ぶ、どこか懐かしくて温かみのある街並みが魅力のエリアです。

歴史的な雰囲気を残しながらも今風のショップやカフェが集まるレトロモダンなエリアとして注目されています。

地下鉄3号線の安国駅を中心に、景福宮や昌徳宮といった世界遺産級の観光地へも徒歩圏内という抜群のロケーションです。

安国駅周辺には、感古堂通りと呼ばれる歴史深い通りがあり、「トッケビ」や「その年、私たちは」など人気韓国ドラマの撮影地としても知られています。

三清洞のおしゃれな雰囲気とも少し違い、庶民的で親しみやすいお店が多いのも安国エリアならではの魅力です。

安国駅周辺は坂道や細い路地が多いため歩きやすい靴を選ぶのがポイント。

週末や祝日は混雑しやすいため時間に余裕を持って散策するのがおすすめです。

韓屋カフェでひと息つきながら、ゆっくりと街の魅力を発見していく楽しみ方が、このエリアには合っていると思います。

北村韓屋村・安国エリアのドラマロケ地

北村韓屋村・安国エリアは長年にわたって数多くの人気韓国ドラマのロケ地として選ばれてきました。

伝統的な韓屋と現代が共存するこの街並みは、時代を超えた物語の舞台として多くの作品に彩りを添えています。

ここでは、北村・安国エリア人気のロケ地をまとめました。

韓国ドラマ「トッケビ」

北村・安国エリアで、いくつもシーンが撮影されたドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」。

トッケビとウンタクが雨の中すれ違うスローモーションのシーンや、死神が涙するシーンなども安国洞周辺で撮影されています。

安国駅周辺は、韓服姿の観光客がその場所で記念撮影をしている姿も多く見られます。

最近では「となりのMr.パーフェクト」でも登場した場所として知られています。

ウンタクの通っていた高校として使用されたのはソウル中央高等学校

冬のソナタやオレのことスキでしょ、女神降臨、ソンジェ背負って走れなど多数の作品でも使われている韓国ドラマ界屈指の人気ロケ地です。

日韓合作ドラマ「Eye Love You」

主人公の本宮侑里(二階堂ふみさん)とユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)の2人が歩いた坂道は北村韓屋村。

入口から10〜20分ほど歩いた北村路11ギル付近でした。

伝統的な家屋が並ぶこの坂道はソウル観光の定番スポットにもなっています。

日本と韓国の合作ドラマということもあって、日本からのファンも多く訪れている人気のロケ地。

坂道の両側に連なる韓屋の美しさと、背景に広がるソウルの街並みのコントラストが美しかった。

チェ・ジョンヒョプの爽やかな笑顔と、伝統的な韓屋が織りなす風景はドラマチックでしたね。

この坂道は北村八景の一部にも含まれているので、ロケ地巡りと観光を同時に楽しめるのも嬉しいポイントです。

韓国ドラマ「その年、私たちは」

「その年、私たちは」では、安国駅から三清洞へ向かう途中にある雰囲気の良い石垣道・感古堂通り(カムゴダンキル)は、劇中で何度も登場しました。

特に最終話では感動的なシーンが撮影されました。

チェ・ウシクとキム・ダミが演じた元カップルの切なくも温かい物語が、この古い石垣の道で紡がれていく様子は本当に美しかったです。

ウンとヨンスが通った高校は、ソウル中央高校で撮影されました。

感古堂通りは韓国らしい情緒が残る場所でありながら、おしゃれなカフェやギャラリーも点在していて、ドラマの世界観そのままに散策を楽しめます。

ゆったりとした時間が流れる中で、二人の歩んできた道のりに思いを馳せてみるのも素敵な過ごし方です。

韓国ドラマ「となりのMr.パーフェクト」

静かでレトロな雰囲気のある感古堂通りは人気のロケ地の一つ。

「となりのMr.パーフェクト」ではソンニュとスンヒョの地元「ヘルン洞」としてよく登場しました。

チョン・ヘインとチョン・ソミンが演じる幼馴染の二人が走り回った石畳の道は、どこか懐かしくて温かい雰囲気に包まれています。

このドラマでも複数のシーンで登場しています。

そのほか、北村韓屋村やNソウルタワーもロケ地として使用されました。

韓国ドラマ「冬のソナタ」

冬のソナタのロケが行われた聖地として知られるソウル中央高校は、主人公のユジンやジュンサンの卒業した高校として撮影が行われました。

ドラマ内では春川にある高校となっていますが、実際はソウルで撮影されていたようです。

高校自体は1908年に設立された歴史ある高等学校で建物もとてもおしゃれな佇まいをしています。

北村エリアにある学校で、当時は写真を撮る人などで大混雑でしたという口コミもあるほど、韓流ブームの火付け役となった作品です。

現在は高校の正門にゲートがあり外観のみの見学となっています。

韓国 北村八景とフォトスポット

北村韓屋村を訪れたら絶対に外せないのが、ソウル市が選定した八つの絶景ポイント「北村八景」です。

伝統的な韓屋が連なる風景と現代のソウルが織りなすコントラストは、飽きることがありません。

なかでも特に人気が高いのが四景から七景のエリアで、多くの観光客が訪れる一大フォトスポットとなっています。

北村四景・五景の絶景坂道

北村四景は嘉会洞31番地の丘に位置し、急坂が続く情緒あふれる景観で知られており、坂道を登り丘の上に出ると伝統家屋が軒を連ねる風景が広がります。

角を曲がるたびに異なる光景が現れるので探索の楽しみもあり。

見つけづらいスポットでもあるため観光客が少ない穴場スポットとのひとつです。

人混みを避けてゆっくり撮影したい方には特におすすめです。

一方、北村五景は嘉会洞の下り坂で、北村八景の中でも最も有名なスポットでもあり、連日多くの観光客が訪れるエリアです。

両側に伝統家屋が連なる緩やかな坂道を登って行くと昔にタイムスリップしたような気分になりますよ。

下りは背後にソウル市内の町並みが続いているのが特徴的です。

緩やかな坂を登って振り返ると見える、ソウルタワーとソウルの街並みは、北村を代表する絶景スポットです。

私が訪れた時も、韓服を着た観光客がたくさん写真を撮っていて、その光景自体が一つの風物詩でもあります。

北村六景・七景の伝統韓屋街

北村六景は五景と同じ場所にあります。

坂道を登っていくときに見える景色が北村六景で、下るときに街を見下ろす方向に見える景色が北村五景。

上りはまさに韓屋村ですが、下りは背後にソウル市内の町並みが続いているため、同じ場所なのに全く違う表情を楽しめるのが面白いところでもあります。

北村七景は五景、六景があった通りのすぐ隣の路地で、細い路地なので見逃しがち。

こちらも伝統家屋が軒を連ねている景色が楽しめます。

七景からは街のシンボルNソウルタワーも見えるので、タイミングが合えば素敵な写真が撮れます。

五景・六景ほど観光客も多くないので、じっくりと韓屋の佇まいを眺めながら散策できるのも魅力。

この辺りは細い路地が入り組んでいるので、ゆっくり散策しましょう。

地図アプリを確認しながら散策するのもおすすめです。

韓国ドラマロケ地巡りと一緒に楽しめる観光スポット

ロケ地巡りだけではもったいない。

北村・安国エリアの周辺には、韓国の歴史と文化を肌で感じられる魅力的な観光スポットがたくさん集まっています。

世界遺産の古宮からアートが薫る路地まで、すべて徒歩圏内でアクセス可能なのがこのエリアの素晴らしいところ。

せっかくなら効率よく回れば、充実した一日を過ごせます。

北村から景福宮・昌徳宮へのアクセス

昌徳宮の正門から景福宮にある国立民俗博物館前の門まで徒歩で約20分くらい。

北村は清渓川を境に北側に位置することから北村と呼ばれており、景福宮と昌徳宮の間に860余棟の韓屋が密集しているという立地なので、両方の古宮を効率よく巡ることもできます。

昌徳宮と景福宮は徒歩圏内、ソウルの観光エリアの中心に位置しています。

地下鉄やバスなどの公共交通機関を使って簡単にアクセスできるので観光もしやすいです。

おすすめは午前中に景福宮を訪れてから北村を散策し、余力があれば昌徳宮へ向かうコース。

北村は坂道が多いので結構足が疲れます。

無理のないペースで回るのもポイントです。

三清洞のアートギャラリー巡り

メインストリート「三清洞道」は、景福宮の東から三清トンネルまで続きます。

昔ながらの趣が残る住宅街のあちこちに個性的でおしゃれなカフェ、レストランのほか、ギャラリーや骨董品屋など立ち並びます。

芸術家や文化的な雰囲気を好む人々が集うエリアとして、アート好きにはたまらない場所です。

昌徳宮のすぐ隣りには、有名な建築事務所の社屋を2014年9月に美術館として生まれ変わらせたアラリオミュージアム・イン・スペースも。

安国駅1番出口を出て、右へ約100メートル進んだ交差点が通りの入り口です。

感古堂通りから正読図書館までのエリアには自然に囲まれた石垣道が静かで雰囲気が良く、注目のショップやギャラリーが点在しています。

益善洞韓屋村への移動方法

景福宮駅~安国駅~鍾路3街駅沿いは、王宮やロケ地などのスポットが点在しています。

益善洞と北村韓屋村の距離はおおよそ1キロくらいなので、徒歩でも移動できる範囲です。

北村からは南下する形で仁寺洞を通り抜けて益善洞へ向かうルートが一般的。

益善洞は北村とはまた違った雰囲気で、レトロでおしゃれなカフェやレストランが密集しており、若者に人気のスポットとなっています。

ソウル北部エリアでこれらのスポットを回って満喫するには最低でも4時間は必要でしょう。

食事やカフェに寄る場合は、さらに+各30分~1時間という時間配分を考えておくと良いでかもしれません。

一日かけてゆっくり巡るのが、このエリアを最大限に楽しむ秘訣です。

まとめ

北村・安国エリアは、Eye Love Youやトッケビをはじめ数多くの人気韓国ドラマのロケ地が集まる聖地です。

伝統的な韓屋と石畳の路地が織りなす風景は、ドラマの名シーンそのまま。

景福宮や昌徳宮、三清洞のギャラリーも徒歩圏内で、ロケ地巡りと観光を一度に楽しめます。

韓屋カフェでひと息つきながら、ドラマの余韻に浸る時間も格別。

坂道が多いエリアなので歩きやすい靴は必須ですが、その分たどり着いた時の感動もひとしおです。

ぜひ時間に余裕を持って、ゆっくりと散策を楽しんでください。

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