全州(チョンジュ) 韓国ドラマのロケ地巡り!二十五、二十一~人気時代劇まで解説

全州(チョンジュ)は、韓国ドラマが好きな人なら、一度は耳にしたことがあるはず。

伝統的な街並みが残るこのエリアは、数々の名作時代劇や人気ドラマの舞台となり、ファンにとっては憧れの聖地。

瓦屋根が連なる韓屋村(ハノクマウル)を歩けば、「雲が描いた月明かり」や「トキメキ☆成均館スキャンダル」の世界に迷い込んだような気分に。

また、慶基殿や全州郷校では「赤い袖先」や「恋慕」の名場面がよみがえります・・・

実は全州(チョンジュ)は、時代劇だけでなく「二十五、二十一」、「その年、私たちは」といった青春ドラマの舞台も点在しています。

25年には「隠し味にはロマンス」で話題となりました。

ドラマで見たあの景色を自分の足で歩くことで、その余韻をより深く味わうことができます。

目次

全州(チョンジュ)は韓国ドラマ時代劇の聖地!魅力と特徴は?

全州(チョンジュ)は韓国ドラマの時代劇ファンにとって特別な場所です。

歴史的な背景と保存状態の良い伝統建築が揃い、数々の名作ドラマの舞台となってきました。

ここでは、なぜ全州がロケ地として選ばれるのか、時代劇との深い関わりについて掘り下げてみます。

全州(チョンジュ)がロケ地として選ばれる理由

全州が韓国ドラマのロケ地として頻繁に登場するのは、まず街全体に漂う「時代劇にそのまま使える景観」が大きな理由と言えそうです。

韓屋村を中心に、伝統的な韓屋が数百軒も連なり、余計な加工をせずに撮影ができるのは魅力ですよね。

慶基殿や全州郷校といった歴史的建造物が保存されていて、朝鮮王朝時代の雰囲気をリアルに再現できるといったメリットも挙げられると思います。

また、全州は「ビビンバ発祥の地」としても知られ、観光都市としての受け入れ体制が整っているのもポイント。

こうした条件が重なり、全州は時代劇から現代劇まで幅広い作品に選ばれるロケ地になっていると思われます。

全州(チョンジュ)と韓国時代劇の深い関わり

全州は朝鮮王朝を建てた李氏の発祥の地であり、歴史そのものが時代劇と直結しています。

慶基殿には太祖・李成桂の肖像画が祀られ、王朝の正統性を象徴する場所として知られています。

こうした歴史的背景は、ドラマの物語性を強める舞台として欠かせません。

『雲が描いた月明かり』では慶基殿の竹林が印象的に使われ、『トキメキ☆成均館スキャンダル』や『赤い袖先』、『恋慕』なども全州郷校や韓屋村で撮影されました。

『宮〜Love in Palace〜』のような名作も全州で撮影されているので、見覚えのある風景として親しみを感じる場所でもあります。

全州は単なる撮影地ではなく、作品のリアリティを高めるのにも貢献しているんですね。

全州(チョンジュ)が数々の時代劇のロケ地に

全州は韓国時代劇の舞台として欠かせない存在です。

韓屋村や慶基殿、全州郷校といった歴史的建造物がそのまま残されており、数々の名作ドラマに登場してきました。

ここでは、本題でもある代表的なロケ地を紹介しますね。

全州韓屋村(ハノクマウル):韓国ドラマロケ地の宝庫

出展:全州韓屋村

全州韓屋村は700軒以上の韓屋が集まる韓国最大規模の伝統集落で、時代劇の撮影地として知られるスポットです。

石畳の路地や瓦屋根の家並みは、まるで朝鮮時代にタイムスリップしたかのような雰囲気。

’雲が描いた月明かり」では、主人公ラオンと世子ヨンが出会う場面の背景として韓屋村の路地が使われました。

また「トキメキ☆成均館スキャンダル」では、学生たちが行き交う場面に登場したのが印象的でした。

全州は、韓服を着て歩く観光客の姿も多く、撮影当時の雰囲気を追体験できる場所でもあります。

慶基殿(キョンギジョン):時代劇ファン人気のロケ地

慶基殿(キョンギジョン)は、朝鮮王朝を建国した太祖李成桂の肖像画を祀るために建てられた由緒ある史跡です。

広い敷地と竹林が印象的な名所でもあります。

この竹林は、「雲が描いた月明かり」でラオンが世子に見つかる名シーンの舞台となり、多くのファンが訪れる人気スポットになりました。

慶基殿(キョンギジョン)は、「宮〜Love in Palace〜」や「赤い袖先」、「恋慕」などでも登場し、王宮の荘厳さを表現する場面に欠かせない存在です。

歴史的価値の高い建物でありながら、ドラマの中では物語を彩る背景として描かれています。

慶基殿を歩くと、まるでドラマの登場人物のような感覚を味わえます。

慶基殿詳細

名称:慶基殿(キョンギジョン)

住所:全北特別自治道 全州市 完山区 太祖路 44

アクセス:全州駅より タクシー約12分、全州高速バスターミナルより タクシー約8分

全州郷校(チョンジュヒャンギョ):時代劇の定番ロケ地

全州郷校(チョンジュヒャンギョ)は朝鮮時代の教育機関として建てられた場所。

儒学を学ぶ学生たちが集った学び舎です。

現在も大成殿や明倫堂といった建物が残り、静かな雰囲気の中に歴史の重みを感じられます。

全州郷校(チョンジュヒャンギョ)は、ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」で学生たちが議論を交わす場面や、「雲が描いた月明かり」でラオンとヨンが心を通わせる場面に使われました。

「赤い袖先」や「恋慕」でも登場し、時代劇の定番ロケ地として知られています。

特に秋の銀杏並木は黄金色に輝き、ドラマの映像美を一層引き立ててきました。

全州郷校は歴史的建造物であると同時に、数々の名作を支えてきた物語の舞台として今も多くの人を惹きつけています。 。

全州郷校詳細

名称:全州郷校(チョンジュヒャンギョ)

住所:全北特別自治道 全州市 完山区 郷校キル 139

アクセス:全州駅より タクシー約13分、全州高速バスターミナルより タクシー約9分

定休日:月曜(休日の場合は翌日休業)

全州(チョンジュ)がロケ地となった韓国ドラマの撮影スポット

全州は時代劇だけでなく、近年の青春ドラマやラブストーリーの舞台としても多く登場しています。

「二十五、二十一」や「その年、私たちは」、そして「九尾の狐とキケンな同居」など、人気作品の印象的なシーンが撮影された場所を紹介します。

ナ・ヒドの家(二十五、二十一)

ナ・ヒドの家は全州の高台に位置し、現在は宿泊可能なペンションとして利用されています。

庭からは韓屋村を一望でき、夜景も美しいため、ドラマの雰囲気をそのまま体感できます。

劇中ではヒドが家の前でフェンシングの練習をしたり、母親とのやり取りを交わす場面が印象的でした。

ドラマで見た風景がそのまま残っているようです。

寒碧トンネル(二十五、二十一)

全州の寒碧トンネルは、ドラマの中でユリムとヒドが自転車で走り抜けるシーンに登場しました。

トンネルの中に灯る柔らかな光が幻想的で、二人の友情や青春の輝きを象徴する場面として印象に残りました。

普段は市民の散歩道として利用されています。

アヒョンスーパー(二十五、二十一)

アヒョンスーパーは、登場人物たちが集まり日常を共有する場面に使われた小さな商店です。

昔ながらの雰囲気を残す店構えは、90年代を舞台にしたドラマの世界観にぴったりでした。

観光客も立ち寄れる場所で、ドラマのシーンを思い出しながら写真を撮る人が多いスポットでもあります。

ソリパンアッカン(二十五、二十一)

ソリパンアッカンは、登場人物たちが青春を語り合う場面に登場した食堂です。

全州らしい温かい雰囲気が漂い、劇中では友情や恋心が交錯する印象的なシーンが撮影されました。

地元の人々が集う素朴な空間で、ドラマの空気感を肌で感じることができそうです。

三叉交差点(その年、私たちは)

全州の三叉交差点は、チェ・ウンとヨンスがすれ違う場面に登場しました。

瓦屋根の建物と交差点の風景が、二人の関係の複雑さを象徴するようでした。

観光地というより生活感のある場所で、ドラマのリアルさを支える背景でもあります。

メダン(その年、私たちは)

メダンは、チェ・ウンの父親が営む食堂として登場しました。

家庭的な雰囲気の店内で交わされる会話は、物語の温かさを支える要素でもありました。

実際の店舗も韓定食を提供する食堂です。

現代スーパー(その年、私たちは)

現代スーパーは、ウンとヨンスがよく立ち寄る売店として登場しました。

小さなスーパーですが、二人の何気ない日常を描く場面に使われ、親近感を覚えました。

全州の街並みに溶け込む素朴な店構えが印象的です。

ソウル金物工業者(その年、私たちは)

ソウル金物工業者は、全州東部市場近くにある実在の店舗で、ドラマでは背景として登場。

古い町並みの中に佇む金物店は、作品のノスタルジックな雰囲気を強調していました。

観光客が多く訪れる場所ではありませんが、ドラマファンにとっては隠れた名スポット。

全州韓屋村(九尾の狐とキケンな同居)

「九尾の狐とキケンな同居」では、主人公二人が初めて出会うシーンが全州韓屋村で撮影されました。

伝統的な韓屋が並ぶ街並みの中で、物語の始まりを象徴する場面が描かれました。

観光地としても人気の韓屋村は、ドラマの世界観をそのまま体験できる場所です。

全州(チョンジュ)ロケ地巡りのポイント!アクセス&グルメ

全州を訪れるなら、ロケ地巡りだけでなく移動や宿泊、食事の情報を押さえておくと旅がより快適になります。

ここではアクセス方法から宿泊エリア、そして全州ならではのグルメまで、実際に旅を計画する際に役立つ情報をまとめました。

ソウルから全州へのアクセス方法(KTX・バス)

ソウルから全州までは高速鉄道KTXを利用すると約1時間40分。

龍山駅から出発し、全州駅に直通で向かうため、時間を有効に使いたい人には最適です。

座席指定制なので事前予約をしておくと安心です。

一方、費用を抑えたい場合は高速バスも便利で、ソウル高速バスターミナルや東ソウルバスターミナルから出発し、所要時間は約3時間ほど。

バスは本数が多く、深夜便もあるため柔軟にスケジュールを組めます。

全州駅やバスターミナルから韓屋村まではタクシーで15分前後、バスも複数路線が走っているので移動は難しくありません。

旅のスタイルに合わせて鉄道かバスを選ぶのが良いでしょう。

全州ビビンバや韓屋村グルメ情報

全州といえばやはりビビンバ!

韓屋村には老舗から新しい人気店まで数多くの専門店があり、真鍮の器に盛られた伝統的なスタイルが楽しめます。

「古宮スラッカン」や「韓国家(ハングクチプ)」は特有名、ユッケをのせた豪華なビビンバも人気です。

また「豊南亭」では慶基殿を望みながら食事ができ、観光と食事を同時に楽しめます。

ビビンバ以外にも、豆もやしスープご飯(コンナムルクッパ)や韓定食、韓屋を改装したカフェでのスイーツもおすすめ。

韓屋村の路地を歩きながら、気になる店にふらりと立ち寄るのも全州ならではの楽しみ方です。

おすすめ宿泊エリアと韓屋ステイ

全州での宿泊は、やはり韓屋村周辺が人気です。

伝統的な韓屋を改装した宿泊施設が多く、木の香りやオンドルの温もりを感じながら滞在できます。

「ソソハンハノク」などは口コミでも評判が高く、韓屋ならではの静けさと居心地の良さを体験できます。

韓屋村の中心に泊まれば、朝の散策や夜のライトアップを気軽に楽しめるのも魅力です。

利便性を重視するなら全州駅や中央洞エリアのホテルもおすすめ。

近代的な設備が整い、観光や食事に出かけやすい立地です。

韓屋ステイは多少不便さもありますが、暮らすように泊まる体験ができます。

貴重な体験ができるので、興味ある方はトライしてみてはいかがでしょう。

全州韓国ドラマのロケ地巡り!二十五、二十一~人気時代劇まで解説のまとめ

全州は韓国ドラマの世界を体感できる特別な街です。

韓屋村や慶基殿、全州郷校といった歴史的建造物は数々の時代劇の舞台となりました。

現代ドラマの舞台も点在し、幅広い作品の名シーンが撮影されました。

全州ビビンバをはじめとするグルメも魅力のエリアです。

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